ロコモとメタボ

ロコモとは?

ロコモは、運動器に障害が発生したため要介護リスクが高まった状態を指します。
メタボと比較すると認知度は低いのですが、それもそのはずで、2007年に日本整形外科学会が、膝などの変形関節症や骨粗しょう症などの病気を総括的に含めた新しい病名として提唱したもので、日本人では約4700万人が、ロコモにかかっていると推測されます。

メタボとは?

一方、メタボとは、内臓の周囲を中心に、脂肪が蓄積したタイプの肥満症です。
肥満にとどまらず、しばしば高血糖や高血圧などの生活習慣病を併発するものです。

 

肥満が度を超えると、脳梗塞や心筋梗塞などのリスクが高まり、命を取り留めたとしても、寝たきりになる可能性が大になります。
腹囲が男性85p以上、女性90p以上で、かつ高血圧、高血糖、脂質異常のうち、2つ以上が該当すれば、疑い濃厚です。原因には、過食や運動不足が挙げられ、典型的な生活習慣病だと言えます。

ロコモとメタボの関係

両者はまったく別のものですが、共通点がいくつか見出せます。
その一つが40代以降を境に、病気にかかる率が急上昇するということで、加齢による代謝能力の低下や生活習慣が深くかかわっている点でも共通です。

 

一般に、メタボと診断されると運動不足や食事の不摂生の改善が指示されますが、ロコモの場合は整形外科で治療を受けることになり、スクワットなどのエクササイズを併用し治療効果を上げることは可能です。

 

メタボで運動器への負荷が大きくなると、ロコモのリスクが高まります。
さらに運動不足に拍車がかかれば、ますます歩行が困難になるなど、両者は密接にリンクしています。したがって、メタボとロコモは対策を一体化し、同時進行での予防・治療が効果的であると言えます。